中野成樹+フランケンズ「暖かい氷河期」

highreso2006-09-10

10日昼公演を鑑賞。原作に触れたことのあるわけもなく、翻訳劇初体験ということでびくびくしながら観にいったら超面白くて二度びっくり。こんなにオモロイのに横浜という土地柄からか客席が30くらいしかないのにガラガラの回もあるようで、もったいなさ過ぎる。

客席のすぐ前の音響関連の機械の前に座っていた男性が開演直前いきなり立ち上がり、「どうも演出の中野です」と前説を始めて驚いたり、音響担当していたと思ったらいきなり舞台に上がって役者に早代わりするし、作品自体の展開・演出も王道から一つづつズラしながらも統一感を失わせず、めちゃくちゃエンターティメントしてました。役者さんの衣装も普通のTシャツにジーンズだったりして適当に思えるんだけども不思議と引き締まって見えるからすごい。

役者さんたちのかもし出す雰囲気と、元気のいい演技がとても心地よい。特に目立っていたのがベアトリーチェ役の野島真理さん。男装の麗人役だからってこともあるかもしれないけど、宝塚っぽいというか、とにかくカッコ可愛くて痺れました。衣装もブラウスとスラックスでビシッと決めてたし。横浜は我が家から比較的近くて便利なので、どんどん公演やってもらいたいですね。

中野成樹+フランケンズ
2006年9月8日〜9月18日 STスポット横浜
原作:カルロ・ゴルドーニ「2人の主人を一度に持つと」
誤意訳・演出:中野成樹
出演:村上聡一、福田毅、野島真理、石橋志保(以上、フランケンズ) 、篠崎高志、ゴウタケヒロ(以上、POOL-5)、本多幸男(第七病棟)、タケシタユウジ(Dotoo!)、松村翔子