シベリア少女鉄道vol.16 「残酷な神が支配する」

シベリア少女鉄道
2006年7月6日(木)〜15日(土) 吉祥寺シアター
作・演出:土屋亮一
出演:前畑陽平 藤原幹雄 横溝茂雄 吉田友則 篠塚茜 出来恵美 加藤雅人(ラブリーヨーヨー)
七夕の日に観劇。シベ少の芝居を観るのも三回目。コンスタントに公演を続けてくれてうれしい限り。

初日でもないのに役者さんたち台詞を噛みまくリスティ。前半パートはいちおう倒叙モノの誘拐サスペンスの形は成しているものの、比較的おとなしめにストーリーが進む。妙にシリアスなので笑いどころも特になく、これがつらい。暗転が多くて退屈(実はこれも伏線だったりするのだけれど)。シベ少の役者は基本的にへたくそなので、「普通の芝居」をみせられても眠くなる。実際、一緒に観にいった某よあけさんはシベ少芝居の構成を知っているせいか、前半は普通に寝てました。

それを乗り越えた後にはお楽しみのどんでん返しが起こるわけなんですが・・・今回の落ちは・・・ええと・・・ネタバレはしませんけども・・・するのもアホらしいというか・・・いやもう本当に限りなく脱力。これを大阪でもやるわけ?と人事ながら心配せずにはいられない下らなさ。本当に大丈夫?石投げられない?mixiで検索してみたけれど、みんな超褒めててびっくりんこ。いや僕も大笑いしましたけど。

今回もやっぱり体力勝負だったんだけど、それだけじゃなくて前畑さんとか客演の人とか、もっと役者に演技を求めてもいいと思うんだけどなあ。そして相変わらずカーテンコールはなし。次回は来年の春?結構間空きますが忘れないようにしましょう。新人の女優さんも入ってくる(たぶん)ことだし。